意識行動と無意識行動
意識から無意識へ
「こうでありたい」 「こういう人間になりたい」と云う
期待心は誰もが持っているものですね…
今まで持っていなかったものを得るためには努力行動が要
ります。
なかには、天性や快感 で無意識的にその様な行動を取る
恵まれた人も居ますが、多くの場合,意識的な努力行動が
必要になります。
意識的な努力をすることは,必要不可欠な事ですが、
欲を言えば…それは未だ不完全で仮の状態に過ぎま
せん。
意識的な努力を繰り返していると、身についた無意識的
(反射的)行動に変わって本物になります。
意識的な努力は学習中であり無意識化で始めて卒業になります。
人が何かに熱中し努力している姿は美しく、その過程自体
が立派な生き甲斐を生むものですが
幾つかの問題点も有ります。
① 私は一生懸命に努力しているが、それが報いられない!
と云う気持ちが生まれると、折角の努力行動が焦りや
欲深な行動になったり、あきらめの心境にもなりかね
ません。
② 困難に出会うと、努力しても無駄だと無力感に陥入っ
てしまう。
③ 努力する事を意識し過ぎると、みずから心理的
な障壁を作り上げて、自分で作り上げた実体の無い
障壁を相手に一人相撲 をとっていることがあり、
そうなると簡単な事でさえ困難になってしまう...
心の中で大変感?が一杯になる前に行動を先行させる
と意外に簡単に片付く事が多いものです!
④ 意識的に努力行動をしている時は柔軟性が失われがちで
予想外や千変万化する現実に対して自然的に発生する
本能や反射神経の優れたはたらきが鈍ってしまう。
無意識の水準まで到達した行動では、このような問題点は
無くなります。
無意識の行動には、損得意識、苦労感、挫折感、過剰な
期待(欲)などが存在しないからです。
スポーツや芸術活動に於いては、、意識的トレーニング段階
を卒業して無意識行動のレベルに到達した行動が
素晴らしい成果を生み出します。
有意識行動と無意識行動・・・
時と場合により,どちらも大切で、柔軟な使い分けが必要!
・・・ と云ったところですね!!
このブログを読んで頂いた皆様の
『健康DE長生き』をお祈りいたします
2019/4/24