【意識されていない世界】

今回は（も？）一人よがりで独断偏見的な話になり
ますが、好奇心旺な方は読んでみてくださいませ。

　人が【意識されている世界】と【意識されてい
ない世界】の両方の作動によって生きている事は
当たり前のことであり常識ですね?

なかには、「いやー俺はこの目で見たもの、知識で
知ったもの、科学的に証明出来るものだけが総て
であり、それ以外にどんな作動があると言うんだ！」
と意気込むドンキホーテ的な強者がいるかも知れま
せんね。

人間は科学がもたらす大きな恵みと、それに劣ら
ない大自然の意識されない恵みの両者によって
生きているのです。

人の何兆もある細胞の一個 一個に異なった動きを
持たせ、動物や植物の合理的な機能や器官創り出
しているもの等々・・・
これが【意識されていない世界】からの作動と云う
ことになります。

科学の役割領分は物質現象の変化過程を追及（意識化）
し、その過程を操作したり、応用したりして大きな
貢献をもたらします。
物質現象には物質上の原因（現代では波動や量子
レベルまで含む）があり、
原因と結果は一本筋の世界となります。

しかし、現瞬間を境として未来に起こる事に関する
限り、この厳密な一本筋の世界はあいまいな世界と
なってしまいます。つまり、いくら厳密に意識した
り考えても、思いもしない事態や現象が常時発生
するような世界になります。

世の中で発生する物質変化や物質現象の内、
【意識されている世界】と【意識されていない世界】
が現象を発生する割合はどうでしょうか？

【意識されていない世界】が起こしている現象の
数は把握不能ですので確かなことはいえませんが、
予測されることは【意識されている世界】の数億倍、
数兆倍になると言って も過言ではありません。

この事は、人の身体ひとつ例に取っても解ります、
電子顕微鏡や測定機器で驚異的緻密さで観測しても、
前述したように、【意識されていない世界】が人の
何兆もある細胞の一個 一個に異なった機能を持た
せ、作動させている作動状態の数量を見ても明らか
なことです。

かろうじて科学で意識的に把握し制御出来る数と
比べると、その数の膨大さが解る事です。
（だからと言って、科学による意識的制御が過少評価
される訳ではありません。部分的ではありますが、
現代人にとって科学は、必要不可欠、確実で重要な
役割を果たしていることに変わりはありません）

これ程大きく私たちの生活に大きく影響を与えて
いる【意識されていない世界】の作動源は何であり、
何処にあるのでしょうか？

これは人にとっては謎であり、この謎についての
解明は古今東西 えんえんと挑戦が続けられていま
すが、結論は出ていません。

謎は謎であり、無意識は無意識であり、むしろ、
そうである状態の場で作動が生まれてくるのです。

感覚的に大雑把な表現をしますと、人の頭脳とは
別に存在している大自然や宇宙のはたらきと言える
かもしれません。

このような大自然 のはたらきも、それを意識して、
分析して解明したり応用しようとすると、それ相応
の成果を上げますが、 【意識されていない世界】
の作動は減じるか消滅するというパラドックスが
あります。
【意識されていない世界】から【意識されている
世界】への転移が科学と言えます。 。

例えば医学の世界は、このパラドックスを抱えて、
両者の作動に揺れ動いているのが現状ですね。

人間の身体は意識されたり計算された【意識された
世界】の現象とは別の【意識されていない世界】の
作動が治癒に介入してくるためです。

基本的には、人は【意識されていない世界】への
直接介入は不可能と云うことになります。

幸いなことに！　【意識されていない世界】の作動は、
適合する物質変化の場に頻繫に発生するという特性が
あります。

草一本生えない乾燥した砂漠に大雨が降って生じた
物質的な環境（場）が出来た途端に、きれいな草花が
咲き乱れるように、
適応する物質変化の場には「待っていました！」
とばかりの勢いで、【意識されていない世界】の作動
が発生します。

人間は【意識されていない世界】の作動に直接介入
も指令も出来ませんが、環境作りで発生を誘引した
り促すことで間接的なコンタクトが可能となります。

物質的な環境による 【意識されていない世界】
の作動の誘引ほど顕著でありませんが、
頭脳の働きである精神や心の状態も物資状態 に
準じたはたらきを示し、現象発生をうながす性質
もあります。（呼び寄せ現象？）

このブログを読んで頂いた皆様の
「健康で長生き」をお祈りいたします

　　２０１９年１２月24日　　　　大嶋