【考えない】ことを考える？

何だか、矛盾を抱えた変てこりんな看板（テーマ）ですね！

私は親からも学校においても「何をやるにしても、その
前に考えなさい！」「考えないから失敗するのだ！」と
考える事の大切さの大合唱の中で育ちました。

出来の悪い私はその警告を素直に守らなかった為、無数の
失敗と後悔を抱えるはめになりました。

そうです、現代人にとって、考えることは空気と水くらい、
生きていくための必需品となっています。

ところが私は最近【考えない】ことがもたらす恵みに注目する
ようになりました。

そう言えば、ヨガ、座禅、無我無心は考えないためのトレー
ニングみたいなようなものですね。素晴らしい恵みをもたらします。

睡眠は、コセコセと考え続けている日常的なストレスから解放
される考えない時間帯となります。

目が覚めている時でも「一寸気を抜く」「気分転換をする」
「意識を変えてみる」「趣味やレジャーや運動に興じる」などは
無思考状態ではありませんが、すくなくとも、捉われている
考えから解放される時間帯となります。

これら考えない時間帯によってもたらされる恵みは・・・

❤　精神を安定させ、活気をもたらす

❤　種々の病気や疲労の回復や肉体の活性化をもたらする　

❤　思考だけでは解決出来なかった問題の解決策が浮かんだりする

❤　思いもよらなかったアイデアが湧き出すこともある

・・・ などです 。

しかし、これらの恵みを受けるには、避けなければならない
事があります。
それは・・・

✖　具体的で確実な因果関係を求める

✖　欲を持つ（淡い期待程度なら良いが…）

これらは「考えている」状態であり、この現象に関する限り禁物です。
せっかくの「考えない」状態で生じる恵み（作用）は、間違いなくスト
ップしてしまいます。
謂わば、それらの思考が活躍舞台を奪ってしまうことになるのです。
この作用は思考に左右されない場での自然発生的なものなです。

「考えない」ことの恵みはどのような現われ方をするのでしょうか？

考えつかなかったアイデアや解決策が突如浮かぶ、暗示的な夢を見る、
奇跡的な出来事に出会う・・・これらは,まれに起こる特別なケース
です。

大半（殆んど）は、普通な行動や衝動、周辺状況の流れの中に、極く

自然発生的に入り込んできて、その作用に気付くことはありません。

余程特別な状況でない限り「今日は生きるぞ！」なんて思いませんね
思はなくとも、生きる方向の目に見えない作用がはたらいているのです。
細胞もその作用で動いています。

野生の動物はビタミンやたんぱく質が一日何ミリグラム必要など
考えません。しかし、栄養士が計算する以上の適格さでそれらを
摂取する作用が働いています。

考えない時の恵みも、それに近い作用と思われます。

日常生活において,「考えること」は必要不可欠ですから、
「考えない無心の時間帯も生活に取り入れる」ニュアンスで
良いと思います。

考えない事の恵みが現実に存在する事や、作用の内容に個体（個人）の
意識や頭脳の領域を超えたものがある‥までは認められますが

考えないことがもたらす恵み（情報や作用）がどこからきているか？

波動として存在している集合意識 や過去に蓄積された情報か、果ては
宇宙規模で蓄積された情報（アカシアの記憶）からくるのか？

私にはわかりません．．

現実生活の中で「考える事」が大切で必要なのは大原則ですが　　　　　　
まかり間違うと、「下手な考え休むに似たり」はかわいいほうで、

自分から、せっせと「煩悩の種」をまくことになりかねません
ので、ご用心　！

　　　　このブログを読んで頂いた皆様の
　　　　　　　　　「健康DE長生き」をお祈り致します

２０１８/１１/１２