人は未来現実の創造者！

人生が環境に大きく左右されるのも現実。
一方では人が環境そのものを創り出しているのも現実。　 、
私達が通常呼んでいるいる「現実」には、二種類の現実
が存在しています。

一つは、今（現瞬間）を境に【過去の現実】です。
これは固定した現実です。「過去の現実」は変わることも
なければ消すことも出来ません。

もう一つは、今（現瞬間）を境に展開する【未来の現実】
です。
この現実は、固定していない現実です．

人が「未来の現実」を創造するには、

⓵着想➡€企画➡行動➡現象化など科学的な手法のケースと、

②無意識の内に現実（生活や人生）を創り出しているケース

の二通りありますが、このブログは②のケースに関し
たものです。

朝がきました、目が覚めると昨日までの自分がドデーン？
と横たわり、目前には昨日居た相変わらずの現実世界が
広がっています。

しかし、そのままの状態が続くことはありません。
思惑通りになることもあれば、思いもよらない事態も起
こる世界が待っています。

「未来の現実」は固定とは程遠い幅広い変化を示す現実
です。

今（現瞬間）は千変万化する今日、明日～　へと続く
「未来の現実」への出発点です。

思惑通りになることもあれば、思いもよらない事態が起
こる世界です。

「未来の現実」は個人の体験にとっても、社会情勢や
自然現象にしても 数日後 、数ヵ月後、数年後には
どうなっているか判らないような世界です。

「未来の現実」は、想定外？の事態がしばしば起こりま
すのでその都度、臨機応変な対応をしていかねばなりま
せん。

このように目まぐるしい「未来の現実」に不安定さを感
じたり、不安を感じたりする生物は人間だけです。
他の生物には未来のことを考える機能はありませんので
悩むことはありません、超現実主義でサッパリしたも
ので、うらやましいものですね　!!

ただ、人間はたのもしい事に、「未来の現実」がもたらす
状況や環境を甘受するだけでなく、（その気さえあれば…）
ある程度「未来の現実」の状況や環境そのものを選択した
り創造したりする機能を持っています。

「未来の現実」は、無数の選択肢と無数の可能性がある
世界です。
人は気が付いた事には意識的な選択をおこないますが、
それは極くわずかなもので、大半は無意識の内に反応し
選択がおこなはれています。

無意識の反応ですから、その結果として現象が起こっても
【自分自身が呼び寄せた現象】或いは【自分から入り
こんだ環境】という自覚は無く、外からもたらされた状況
や現象とばかり思い込んでいるのです。

自分のまわりで起こる現象がすべてそうとは云えません
が、自分みずから作りだしている場合が決して少なくないのです。

「未来の現実」は何が起こるか判らず不安定なものですが、
どんな環境に出合っても、あまり変わらないものは人の
心や信念など精神的な部分です。
この精神的な部分は未来の現実を無意識の内に形造るのに

大きな影響を与えます。

「信念を持たなければ…」なんて固苦しいものでなくと
もいいのです。
「自分が好ましいと感じたこと」「好きなこと」「そうし
た方がいいと思うこと」や「直感したこと」や「衝動を感じ

たこと」をやる、など極く自然な感覚で動いていればその

小さな積み重なりが、「未来の現実」を創造していきます。

「未来の現実」が必ずしも外部からもたらされるもので
なく、自分が創造している単純な例をあげますと、

「今日はAさんに会おうかそれともBさんに会おうか」
「明日の休みは海に行こうか山に行こうか」など何でも
ない選択が、今日、明日に出会う現実を自分自身が創造
しているのです。そして、その小さな選択が、それぞれ

大きく異なる現実世界を展開すること行く事になります。

このような選択の内、意識されるものは少数であり、
無意識のもとになされる選択は生活の中で無数に充満
しています。

その無意識の選択をおこなっているのは心や信念或いは

本能などなど精神的な部分です。

「未来の現実」がどうなるかの可能性は無数です。

その中の一つを予想しただけで「これが未来の現実だ！」

などとは、「未来の現実」に関する限り云えた

ものではありません。

それは単なる「思い込み」や「決めつけ」に過ぎません。

良性の思い込みや決めつけは、良好な現実を生み出し、

マイナス思考や悲観は、そのまま悲劇的な未来現実を生み

出してしまいます。

つまりは、多くの場合「未来の現実」は外部からもたら
されているように見えても、自分自身が引き寄せたり選
んだりして創造しているのが実態かも知れません。

何が起こるか分からない未来の現実への反応の仕方は人に　　　　　　　　　　　　　　よって千差万別、自由な選択肢が存在していますが、その
ほとんどは知覚出来ません。

この知覚されない領域での選択に心や精神が影響を与えて
いる可能性があります。

精神的なものは（本人が意識や自覚しない内に）反応の

仕方に傾向を持たせ、その小さな反応の積み重なりが

「未来の現実」を創り出しているのです。

最近では、「現象は観測によって変ってくる」とか
「呼び寄せ現象」など、人間の機能について新しい着眼
がなされていることが注目されています。

「未来の現実」は他からもたらされるものとか、運命的
なもの…などとボヤいてばかりではおれません❣

人は有意識的や無意識的に、自分自身が「未来の現実」

を選択したり創造しているのです。

「未来の現実」については、運命論者でなく、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　運命の開拓者になりたいものですね！

このブログを読んで下さった皆様の
『健康DE長生き』をお祈りいたします